お墓まいりとガン治療

閑話休題

先日、仙台に行ってきました。
私の姉は38歳でガンで亡くなりまして、お墓が仙台にあるのです。
今回10年振りくらいに、やっと行くことができました。

姉は32歳で乳ガンになって温存手術をして、2年後に骨転移がわかり抗ガン剤治療や放射線治療を行なって、亡くなってしまいました。
まだ子供だった姉の息子は今では立派な社会人になりました。
もう15年以上前なので、時が経って当たり前ですね。

私には当時からずっと疑問に思っていたことがありました。
姉のガンがわかった時から私も何か力になりたくて、たくさんの本を読み漁りました。
すると抗ガン剤は元はナチスドイツ軍で使われていたマスタードガスだということを知りました。
そんなものを身体に入れて大丈夫なの?と普通に思いました。
悪い細胞も元気な細胞も弱くするので、抗ガン剤の治療中は風邪をひかないように注意が必要だと病院の先生に言われたと姉が言っていました。
そして放射線治療も、姉はもうこれ以上被爆することができないレベルまでその治療を受け続けました。
脳に散らばったガン細胞を放射線で治療するとなった時には、病院の先生は視神経に影響が出た場合失明するかもしれないと説明していました。
肺に水が溜まってしまい息苦しくなって、水を抜いてもらうということを度々していたのですが、ある時いつもと違う先生が水が肺に溜まらないように薬で埋めるという治療をしたことがありました。
すると、息が苦しくて階段も時間をかけてやっと降りられるといった状態になりました。
食べることと歌うことが大好きで、ポッチャリ体型の元気いっぱいだった姉の最期は痩せ細って弱々しい姿になっていました。

「その治療は本当に正しかったのか?」
と、いうのが私の疑問です。

姉も抗ガン剤はやりたくなかったのですが「先生に見捨てられるのが怖い」と言って、本当は嫌だったけど渋々抗ガン剤をしていたのでした。
15年以上経って、果たして現在のガン治療はどうでしょうか?
オプジーボなどの新たな治療もありますが、現状はさほど進歩していないように感じます。
サロンにはガンを患っている方もいらっしゃいます。その皆さんが所謂日本の三大治療と言われる「手術・抗ガン剤・放射線治療」を病院で促されるのです。
本当に?本当にその治療がベストなの?
と、思わずにはいられません。

「ガン」という言葉の恐怖から逃れたいので、おそらく多くの方は手術で早く取ってしまいたいと思うでしょう。もちろんそれも自分の選択ですからいいと思います。
けれど、身体や自分自身の心の声や感覚をもっと感じるといいのになぁと私は思います。
選択肢はたくさんあります、CS60も身体を楽にするお手伝いができます。
自分も周りの家族も、しっかりたくさん調べて知識も持って欲しいと思います。

もし、姉が生きていたら・・・
叶うはずもないことをやっぱり考えてしまう、仙台のお墓参りでした。